アクアのバッテリーブースター接続方法

@①皆さんこんにちは
岐阜市の自動車鈑金修理専門工場・フルタ自動車鈑金(古田板金)の
古田昌也です。@


 
エアコンの使用などで電力を多用する夏だけでなく、冬もバッテリー上がりを起こしやすい季節です。低温下では、バッテリー内の化学反応が鈍り、性能を100%発揮できなくなるためですね。バッテリー上がりだからといって、慌ててロードサービスに頼らなくても自力で解決できるケースがあります。今回は、いわゆるバッテリー上がり時ブースターケーブルの接続方法です。!

最近はハイブリット車がエコカー減税などの影響などにより、人気を博しています。ですので、最近は街中でもハイブリット車がある光景も普通になってきました。バッテリーが上がってしまった車と同じ電圧の救援車が1台とブースターケーブルさえあればOK。乗用車のほとんどは12Vですが、トラックや一部のSUVは24V仕様なのでご注意ください。それと接続するバッテリーの容量によってケーブル径などが異なりますので、適正な仕様の製品を選んでくださいね。 つまり、ガソリン車がバッテリー上がりを起こしている場合です。

ハイブリット車でガソリン車を救援することはできません。厳密にいえばできるかもしれませんが、 車の仕組みが詳しくないとできませんし、危険を伴います。間違えるとハイブリット車、ガソリン車ともにダウンしてしまう可能性があるのでやめましょう。
アクアは、200V 以上の高電圧システムを使用しています。したがって、安全に作業するための基本は、高電圧の「隔離」と「遮断」が必要です。

安全に作業するための基本は、高電圧の「隔離」と「遮断」が必要です。

△①車両の固定
 輪止めをしてパーキングブレーキをかけてください。シフトレバーをP ポジションにしてください。△

△②補機類の事前処置
 必要に応じて、ドアガラス開放、ドアロック解除およびバックドア開放などの操作を行ってください。△

△③ハイブリッドシステムの停止
 ●キーを抜きメーター内のREADY 表示していないか確認する。
 ●スマートキーの時もメーター内のREADY 表示してないか確認する。△

リヤシート下のカバークリップを外す

△④リヤシート下のカバークリップを外す
 ●真ん中の部分を強く押すと外れる
 ●カバーを外す△

リヤシートを上げる

△⑤リヤシートを上げる△

バッテリーをショートさせるリスクの少ない正しい順番

では、ケーブルをつないでいきます。赤い方をプラス、黒い方をマイナスにつなぎます。接続する順番は、救援されるアクアの車のプラス端子に赤いケーブル、次に救援車のプラス端子に赤いケーブル、続いて救援アクアのマイナス端子に黒いケーブル、最後に救援される側の車のマイナス端子に黒いケーブルをつなぎます。

つなぐ順番が違っても、プラス同士、マイナス同士を接続すればジャンプできますが、ここで紹介した手順が、バッテリーをショートさせるリスクの少ない正しい順番とされています。 クリップをつなぐ際に特に気を付けてほしいのは、ボディなどにクリップを接触させないことです。バッテリーに接続したクリップがボディに接触した刹那、ショートしてしまいます!

ケーブルの接続ができたら救援車のエンジンをかけ、1分程度待ってから救援される車のエンジンをかけます。大抵の場合はこれで再始動できます。 エンジンが掛かったら、今度はつないだときと逆の手順でケーブルを外していきます。「救援された車のマイナス(黒いケーブル)、救援車のマイナス(黒いケーブル)、救援車のプラス(赤いケーブル)、救援された車のプラス(赤いケーブル)」になりますね。

ジャンプしてエンジンを始動した車はしばらくエンジンを止めず充電しましょう。1時間くらい走らせるのが良いと思います。
電圧も一緒でケーブルも接続手順も問題ないのにエンジンがかからない、一度はかかるけどすぐにバッテリーが上がってしまう…という場合は、オルタネーターの故障やバッテリー自体がもうダメな場合があります。そういう場合はオルタネーターやバッテリーの交換が必要です。

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